「自分らしく生きる」を全力でサポート

「自分らしく生きる」を全力でサポート

健康革命家 山口 敬志さん

健康革命家を名乗る山口さんは、ご自身のパーソナルトレーニングスタジオ「earth」で一人一人の価値観やライフスタイルを尊重した運動・健康指導を行なっている、トレーナーです。モットーは「自分の健康は自分で守る」!他にも、ダイエット塾の講師、トレッキングやリトリートなどのアウトドア企画も実施されています。そんな多方面に活躍中の山口さんに、インタビューさせていただきました!

 

♢小さい頃から運動が好きだったのですか?

それはちょっと微妙なんですよね。というのも父親が柔道の先生でしたので、私も5歳から柔道を始め、鍛えるのが当たり前の毎日でした。当時は勝利至上主義が当たり前で、私もその考え方のもと指導を受けてきて、辛くて厳しくて、でも逃げるに逃げれない。だって親が先生だから(笑)。だから怒られたくない気持ちでやっていたと思います。そのおかげで、中学や高校では県大会で優勝できました。また、浪人して入った国立の大学でも柔道を続け、国体にも2回ほど出場し、サンボという格闘技では、全日本2位にもなれました。大学時代は学費も生活費も全部自分で払っていたので、練習を続けながらもアルバイトの家庭教師をほぼ毎日していました。自分で言うのもあれですが、とても勤勉な学生生活を送っていたんです。それなのに、就職活動は全敗しました。悪いことって続くもので、その時に肺炎になり熱が40度を超えて入院。治ったあとはうつ状態になり、家に引きこもっていました。真面目にやっていればいい会社に入れて、いい人生が待ってるという価値観でしたので、あれ?こんなに一生懸命やってきたのに、それは違ってたの?と自分の中で混乱し、うまくいかないことを周りのせいにしていました。その時期にお世話なった方が「30歳までは子どもだよ。卒業して就職するまでが人生じゃないよ」って言ってくれて、心がスッと楽になりました。じゃあ今まで色々と我慢して生きてきたから、ちょっと自分のやりたいようにやってみよう、もっと様々な価値観や生き方に触れてみようと思い、フリーターになりました。

↑左の方が現役時代の山口さん!

 

♢フリーター時代は何をしていたんですか?

住んでいたさいたま市の近郊で一番安い部屋を探したら、2Kの平屋で3万円の場所があったんですよ。床は何箇所か抜けていて、窓の鍵もついてないんです。シャワーも水しか出ず、さすがにお湯が出ないのは辛くて相談したら、そもそも給湯器付いてないよって言われて(笑)ガス屋さんに身の上話をしたら、タダで給湯器つけてくれて、「利用料金だけは払ってくれよな」って。そのような感じで人のありがたみを感じる日々を過ごしましたね。仕事は、午前中は小学校の非常勤体育講師、午後は公共の体育館のジムでトレーナーをしていました。生活費プラス、大学の時の奨学金も返さないといけなかったので、なんとか支払いを伸ばす方法ないかと思って調べたら、進学すれば大丈夫だったので、夜は興味のあった養護学校の教員免許を取りに学校に通ってました。三足のわらじですね。

 

♢すごい行動力ですね。

そうやって生活しながら、お金を貯めては旅に出ました。最初はタイのチェンマイに行き、初めてバックパッカーをやりました。観光地化されてない山奥の村にバスとヒッチハイクで行きました。住居は高床式で、外では鶏や豚や犬が普通に歩いていて、初めてカルチャーショックを受けましたよ。ただ、せっかく来たのだから村の人と仲良くなりたいと思って、大人より子どもの方が相手にしてくれるかなと学校に行き、一緒に汗だくになって遊びました。その後村に戻ると、どの家もウェルカムになっていました。どうやら子ども達があの人は大丈夫だよって言ってくれたみたいです。

 

♢溶け込むのが早いですね。

以前は人とのコミュニケーションがとても苦手でしたが、旅に出るようになってから溶け込めるようになりました。タイの話の続きですが、翌日また学校行ったら、今日はお前が教師だって言われて、一日教師やったんですよ。折り紙や日本語を教えて、帰る時には子ども達がずっと手を振ってくれていて、なんだか感動して涙を流しました。こういう経験を通して、私も人間が変わっていきました。今までずっと柔道や勉強に明け暮れて、人生うまくいかなくて、社会や誰かのせいにしていたのが、もしかしたら違うぞと思うようになり、自分がどう捉えるかによって人生変わるのじゃないのかって感じた第一歩でした。

カンボジアでは、地雷博物館に行きました。当時は掘っ建て小屋に撤去された地雷が並べてあり、手足を失った子どもたちが流暢な英語で案内してくれました。その子たちは、親に虐待受けていた子たちなんですね。家が農業ですと子ども達も労働力なのですが、地雷で手足を失うと労働力にならないと虐待を受けていたようです。それを知った現地の方が、引き取ってきてサポートされていました。庭でその子たちと一緒にサッカーした後に、将来何になりたいの?と聞いたら、警察官とか科学者とか話してくれました。どうしてなりたいの?とさらに聞いたら、親孝行したいって言ったんですよ。不当な扱いを受けてきた子どもが親孝行したいって言ってる。なんだそれ、って思っちゃって。その帰り道、私は厳しく育てられてきたあまりに親に憤りを感じることもあったのですが、自分ってなんて小さいのだろうと号泣したのはすごく覚えていますね。海外の旅を通して、子ども達に教わったことは大きいですよね。それ以外にもアフリカでマサイ族と仲良くなったり、ネパールでストリートチルドレンと柔道を通した相互交流したり、通常ではできないこともたくさん経験できました。世界への関心は今も強いです。

 

 

♢その経験があって、今の生き方や仕事に変わったんですね。

はい。私の価値観が大きく変化し、人生捨てたもんじゃない、生きているだけで本当に有り難いと思うようになりました。自分が喘息やアレルギーなどの病気や腰椎分離症、ヘルニアなどの怪我、生きることに苦しんだ経験も、誰かの役に立つためだったのだと思えるようになりました。そして、身体と心の両面をサポートできるパーソナルトレーナーになろうと思いました。
私は、お客様の要望に応えるのはもちろんですが、「自分はどう生きたいのか」という本質の部分を重視しています。例えば、ダイエットを望んでいる方は体重を落としたいとは言ってますが、話をよく聴くと、体調不良を改善し、スタイルを向上させて気分よく日々を過ごしたいというのが根底にあります。このようなケースは栄養素不足で体調不良になっている場合が多く、その状態で運動をしても身体の回復にまで栄養が回らず、更なる体調の悪化に繋がってしまいます。なので、カウンセリングで食事に関する思い込みに気付いていただき、栄養学の適切な知識をお伝えして、食事への恐怖心を失くしていきます。そうすることで意識が変わり、適切な食事を摂るようになり、まずは元気を取り戻します。そこで今度はたくさん動きましょうと、その人に合った方法を提案します。運動が苦手な方にとっては、トレーニングはハードルが高いので、日常でできる歩き方とか階段の上り方とか椅子からの立ち方とか、そういった効率的な身体の使い方をお伝えしています。適切な知識を得て、美味しい物を美味しく食べ、お酒も楽しむ。最終的には自分の人生を楽しみ、より良く生きていけるようにサポートしています。

 

♢お客様のカウンセリングはどうやって行っていますか?成し遂げたいことがすぐに出てこない人もいると思うのですが、どうやって引き出していますか?

自分が精神的に悩んだ経験から、心理学を学びました。お客様の性格や価値観、ライフスタイルを尊重して、その人に合った指導を心がけています。お客様によって、私の言葉の選び方や雰囲気も変わります。楽しくフランクな方がやりやすい方もいれば、論理的・合理的に進めてほしい方もいるので、お客様に合わせます。そうやって信頼関係を築いた上で、成し遂げたいことを引き出していきます。

 

♢普通お客さん側が自分に合うトレーナーを選びますよね。

独立してから約13年経つのですが、お客様のほとんどが紹介で来てくださった方です。会社員の方から自営業の方まで職種を問わず、年齢層も20代から90代と幅広いです。紹介って、紹介者にも責任が出てくるじゃないですか。私が心理学含め色々な勉強を続けているのを皆さん知ってくれているので、どんな人を紹介しようともしっかりやってくれるって安心感があって、紹介してくださるのかなと思います。私にとっては学びを深めるモチベーションにもなるので、本当にありがたく、ラッキーなことです。
ラッキーと言えば、余談なのですが、金星からやってきたゴールド・マンというのもやっています。「地球人に元気と笑いを」をモットーに、全身金色の格好をして東京マラソンを走ったり、世界を旅したり、色々な人と仲良くなっています。ゴールド・マンのときは、自分がラッキーになれる気がしています。変身の秘密を知られてしまうとクライアントが減りそうですが(笑)

 

♢山口さん主催のリトリートの企画に、私も参加させていただきました。自然を感じられるのがすごく良くて、また行きたくなりました。

ありがとうございます!あの時は人の手が入っていない南房総の祖父から引き継いだ山を案内しましたが、なかなか日常では手付かずの自然に触れることはないですよね。私のアウトドアイベントは、流れがありながらも自由度が高いので、参加者の方はのんびりくつろいで過ごせるようです。何度か参加するとやってみたい事が出てきて、次回はアレしようって考える方が出てきます。今回も参加者の一人がアルミホイルで包んだ玉ねぎを焚き火で焼いてくれましたが、最初は誰も何も持ってきていなかったんですよ。様々な制限から解放されるとそれぞれやりたいことが出てきて、自由になるようです。

 

♢リトリートの準備は結構大変じゃないですか?

コースや内容を決める際は、みなさんが喜ぶ顔が頭に浮かんでくるので、苦しいとかしんどいとかはないんですよね。もちろん集客など大変なこともありますが、喜怒哀楽があった方が面白いと思っているので、準備含めて楽しんでいます。こうして取材もしていただいて、ご縁が繋がったのも本当にうれしいです。

↑楽器を持参して歌ってくださる方も…!癒されました〜

 

♢最後に、読者の皆様にお伝えしたいことはありますか?

人間、バランスを取るために逆のこともするといいんじゃないかなと思います。例えば、普段人工的な場所で過ごしている方は自然な場所に行ったりとか、人と話す仕事でエネルギーを使っている方は人が全然いない場所に行ったりとか。千代田区の特性を考えると、ぜひ郊外に出て自然と触れ合っていただけると、今の豊かな人生がもっと豊かになるのではないでしょうか!

 

取材にご協力いただき、ありがとうございました!

 

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