いま、「ちいさな映画館」が増えています
映画館だからこそできる、コミュニケーションの場づくり。
いま、「ちいさな映画館」が増えています。
「最近は特に病気でなくてもコミュニケーションのために病院に行くという高齢者も多いようですが、そうした場所と同じような役割を担っていけると思います」(by株式会社ポップコーンシアター ナカムラさん)
地域にコミュニティスペースがどんどん増え、コンテンツという面でも様々な可能性が広がっている中で、映画の上映というと、50人以上の人を集めないと上映料に見合う収入が得られないとされていました。
もっと気軽に、映画を通して楽しい時間を共有することはできないのか‥‥‥。
そんな映画にたいする世間にニーズにこたえるような形で誕生したのが、一般の人向けにプラットフォーム型で映画を配給するというサービスです。
代表的なのがユナイテッドピープルさんやpopcornさんなど。
上映場所は、街のカフェやバー、イベントスペース、あるいは本屋さんでも開催されています。
このような場所で上映環境が整っていさえすれば、誰でも上映会を開催することができます。
もちろん上映会は、そのようなスペースの運営者が上映を行っても良いですし、最近は「上映会をするために場所を借りる」という需要も高まっているそうです。
「コミュニティ」というものが小さく細分化されている今の社会。
とくに都心部においてはその傾向が顕著なようです。
SNSを利用するのが当たり前となった今、コミュニティは「地域」という単なるエリアでくくるのではなく、同じ趣味や共通の仲間を通しての集まりが主なものとなってきました。
「映画」を通して空間を共有し、感動や楽しさを分かちあうのも良いですし、それをもとにワークショップを行うということもできるかもしれません。
また、コミュニティづくりの中の一つのコンテンツとして映画が身近なものになれば、映画作りをしている若手の監督やクリエイターの活躍の場も増えることになり、きっと映画という業界、文化においても良い循環が生まれるのではないでしょうか。
オリジナルの「ちいさな映画館」をつくって、映画を上映できる『popocoen』についての記事があったのでご紹介します。
マイクロシアタープラットフォーム popcorn 紹介記事 (webマガジン「ココカル」さんより)
ちなみに弊社も一つ映画を制作しておりまして、こちらに先日作品を載せていただいています。
あるまっぷでも上映会をやろうかなぁ。