江戸の面影を感じる、弁慶橋

東京メトロ赤坂見附駅から紀尾井町方面に向かうと、皇居の外堀が見えてきます。
その上に架かっているのが、弁慶橋です。

こちらの橋は昔、江戸城を建設する時に携わった大工の棟梁・弁慶小左衛門が作った橋で、その名前から「弁慶橋」と名付けられたそうです。
かつては神田と岩本町との間に流れる藍染川に架かっていましたが、1885年に藍染川が埋められる際に、撤去されてしまいました。
しかし、せっかくのこの名作がなくなるのは惜しいということで、1889年に現在の場所へ移動して架橋されました。
江戸独特のデザインの面影は、それが理由だったんですね。
当時は弁慶橋が架かったことで、地元の人々も大変喜んだそうですよ。

 

 

ちなみに弁慶橋のボートハウスには「弁慶橋フィッシングクラブ」という魚釣りができる場所があります。
皇居のお堀で唯一、ボートフィッシングが許可されてところで、フナや鯉・雷魚などが釣れるそう。
都心でありながら釣りを楽しめる、とっても珍しいスポットです。

 

 

弁慶橋

場所/紀尾井町~港区元赤坂一丁目