お江戸のおはなし Vol.5 関八州には手つかずの未来がある

 徳川幕府開府から3年後の1606年、ようやく江戸城の大増築を藤堂高虎に命じた徳川家康。図面ができ、施工者も大工頭、今でいうなら大手ゼネコン社長に近い総合職の中井正清に決まりいよいよ普請が始まろうというとき、すでに将軍となっていた徳川秀忠から「江戸城に天守はいらない」という声があがりました。

お江戸のおはなし Vol.3 貨幣による天下統一

江戸に着任してから丸3年でも江戸城は完成していない。天守もない、屋根に瓦もない平屋の建物という状態の中で“江戸をゆくゆく天下一の街にするには独自の貨幣を持たねばならぬ”と家康は構想実現のため着々と手を打っていました。